駅

おしゃれな女性社員

40代の女性です。
仕事の派遣先での経験です。

昨年の夏頃に、同じ40代の女性が中途採用で入社してきました。
私は、派遣社員でしたので、彼女の元で仕事をすることになりました。
彼女は、独身でした。
会社の女性がカジュアルな服装の人が多い中、彼女はワンピースをよく着ていてとてもおしゃれに見えました。

入社後、一週間はあまり接点がなかったので、順調に過ぎました。
一週間くらいたった後に、人事担当の女性の社員から、彼女のことを聞かれました。
「なんか臭くない?」と。
その時は、全く気付かなかったので、「そうですか?何も感じませんが・・・。」と答えました。
「なんかわきがっぽいんだよね。3日目からわかったよ。」と切り出されたので、「まあ、夏だからちょっと臭うのかもしれないですね。」と無難に答えました。

駅で気づいた彼女のワキガ

数日後、仕事の帰りが彼女と一緒になりました。
その日は、夕方でもかなり暑かった日でした。
彼女は、おしゃれなワンピースを着ていて、帰りに友人と会う予定があるとのことで、途中まで一緒に帰ることになりました。
駅へ並んで歩いていると、どこからか悪臭が漂ってきました。
な・なんだろう。この臭いは?と一人心の中でつぶやいていました。
決定的な瞬間がやってきました。

駅に着いて、ホームに降りる為にエスカレーターに、彼女が先に乗りました。
彼女が下で私が上になる形になりました。
その時に上に異様な臭いが上がってきました。
とその瞬間、周りのエレベータを利用していた人もあからさまに、いやな臭いに顔をしかめていました。

そこで初めて、彼女が臭いの元なのだと気づきました。
これがわきがの臭いなんだと。
今まで、出会った人の中で最強の臭いでした。

電車の中が最悪

それまでの人生で、わきがの人を思い起こせば、まだ20代の頃の社員時代に、男性の上司ですごいわきがの人がいました。
その人の臭いも強烈でしたが、もうすっかり忘れてしまっていました。
今回、強烈なわきがの臭いを嗅いだことにより、その人を思い出してしまいました。
う、これはだめだ。と拒否反応が出てきました。
でも悲劇はそれだけにとどまらず、電車の中が最悪でした。

私は、汗をふくそぶりでハンカチを出して、鼻の防御にとりかかりました。
周りの人も臭いを感じるようで、いや~な空気も漂いながらの、悪夢の10分間でした。
生まれて初めて、わきがの臭いで吐き気をもよおしました。
すぐに飴を口に含んで、気分転換をはかりましたが臭いが強烈で気休めにしかなりませんでした。

 

 

仕事場での問題に

次の日からの仕事中は、いかに吐き気をもよおさないように過ごすかが、重要なポイントになりました。
臭いを少しでも感じたら、強烈なミントタブレットをなめるのが一番良いということがわかり、その日からタブレットは必需品となりました。

同じ部の人全員がほぼ気づき、仕事場での問題となりました。
私も上司に聞かれましたが、なんとかこの夏を回避すれば、冬は大丈夫だと思っていましたので、「しばらく様子をみましょう。」と返事をしていました。
冬になれば、寒くなればきっと大丈夫。と思っていたのですが、わきがという臭いは、冬にも猛威をふるったのです。

冬に猛威を振るったワキガ

暖房という暖かい空気がぽわ~ととってもくさい臭いを運ぶことに気が付きませんでした。
暖房をつけると、臭いが蔓延してしまうということに気づいた社員の人が、暖房をつけないことを決めました。
寒い中での事務仕事は、手がかじかんできます。
しかも通気をよくする為に、窓まで開けているのです。

私の席は、窓からの冷気が直接あたるために、寒くて仕方ありませんでした。
事務所にいても厚手のジャンバーを着ていました。
その姿が異様に感じるので、「彼女に告知をして、対策をしてもらおう。」と上司が言い出しました。

ごたごたに巻き込まれたくないので辞めました

私は、そのごたごたに巻き込まれたくないのと、また夏をむかえることの恐怖の為、契約の解除を申し出ました。
表向きは違う理由にして、引き継ぐ人には何も告げずに会社を去りました。
その後、どうなったかは、知る由もありません。
後にも先にも、あのように強烈な女性のわきがの人にはきっとお目にかからないでしょう。