レストラン

デリカシーの無い上司

私は現在32歳の女性です。
体臭に悩むようになったのは22歳の頃でした。

当時私はホテルのレストランでウェイトレスとして勤務しており身だしなみにはとても気を使っていました。
髪型や制服だけでなく口臭や体臭にも人一倍気を使っていたのです。
それには理由がありました。
それは同じ職場の先輩に腋臭の方がいてお客様から『あの臭いなんとかならないのか。』などと言われていると上司から聞いていたからです。

腋臭の先輩

正直、そういった事を部下に話す上司にもデリカシーの無さを感じていました。
先輩は女性でしたし自分の臭いは自分ではなかなか感じない事を私は知識として持っていたため私は先輩に対して態度で示したりあからさまに嫌な顔をする人がとても不愉快でした。
ましてや接客業に従事している人が相手が傷つくようなことを涼しい顔をしてすることに腹が立っていました。
しかし、私も先輩のようにされたくないと思ってしまう部分もやはり拭い去れず人一倍ケアをしていたのです。

 

 

私が腋臭?

そんな時いつも悪ふざけをしてからかってくる多部署の先輩に『この腋臭ヤローが!』と言われたのです。

はじめは私に向けられた言葉ではないと思いました。
しかし『え?』と聞き返した私に『え?気付いてなかったの?知らなかったの?』とその先輩は言ってきたのです。
ものすごい衝撃でした。

その日私は仲の良い友人や母親に自分が腋臭なのか何度も聞きました。
友人も母も笑って『え?何言ってるの?そんな事ないよ。』と言ってくれたのですがやはり先輩の言葉が頭から離れず私は腋臭なのだと思い悩む様になりました。
もちろんプライドをもってやっていた仕事にも身が入らずその事をきっかけに退社する事にしました。

手術も考えました

見かねた母は『私が腋臭だったらあなたの臭いに気付かないかもしれないから良子さんに私は腋臭?と聞いてきたよ。でも違うって言われた。良子さんに娘が悩んでるって話したけどあなたのことも腋臭の臭いなんてしないよって笑っていたわよ。』と話しかけてくれましたがどうしても信じることが出来ずに手術まで考えるようになっていました。

しかし手術にはそれなりのリスクがあり臭いが酷くなることもあると聞き踏み出すことが出来ず、更に腋臭の臭いを消すと言う謳い文句のデオドラントはほぼ全て試しました。
食べ物にもとても気を使い臭いをキツくするようなタンパク質を控えて食事すら楽しくすることが出来なくなりました。
お風呂もケアをするために長くなりましたが、子供が小さい今はなかなかそれも出来ずにとても不安です。
人混みに行くと笑っている人はみんな私が臭くて笑っているのだと感じ汗拭きシートは1日で20枚使い切るほど拭きます。

夏は特に嫌いな季節で汗をかいたら即着替える様にするため子供の荷物も多いのに私の着替えも物凄く多く外出が苦痛で仕方ありません。
人が鼻を触れば私が臭いんだと感じ出来る限り離れるようにします。
腋臭の人は人の腋臭の臭いが分からないと聞いたことがあり、腋臭の人の臭いを感じると私は今臭っていないのだと安心をしてしまう様なデリカシーの無いかつての上司の様に人として最低な人になりました。

臭いに怯える毎日

これから子供が大きくなって幼稚園や小学校に行く時に私の腋臭や体臭が原因でイジメられないだろうかと今から不安で仕方ありません。
あの日、先輩の一言で私の生活はガラッと変わりました。
毎日臭いに怯えて不安で、楽しく外出も出来ない、大好きだった仕事も出来なくなってしまって本当に毎日が辛いのです。

人の目を気にして不快な思いをしています。
しかしきっと私の臭いで周りの方も不快な思いをしているのではないかと思います。
例え母や夫、友人が腋臭ではないと言ってくれても信用することすら出来ないのです。
そんな人生が不快としか言いようがないです。