悩んでいる女性

ワキガの女性

33歳、女性です。
私が体臭で悩まされた半年間のエピソードをご紹介します。

私は4人1チームの営業をしています、いつも同じメンバーで行動をしています。
体臭を持っている彼女が入社してきたのは今から2年半前…冬でした。
見た目はとても上品で割と綺麗な女性だったのですが…初日の移動の車の中で違和感を感じた私。
湿気が多い日などは車の中が湿気臭くなる事もあるのであまり気にしていませんでした。

しかし、それは思い過ごしだった事にはすぐに気付きました。
オフィスの席が隣で、私はエアコンの風下。
暖房のあったかい風に乗ってあの匂いが…そう、彼女はワキガの持ち主でした。
しかも今の季節は冬!
この季節でこの匂い…果たして夏はどうなるのかと考えるとゾッとしました。

本人も好きでワキガになっているわけではないが…

そもそも、私は匂いに敏感で、時には具合が悪くなります。
1ヵ月程、私の心にそっと秘めて言えずにいましたが、同じチームの同僚から〇〇さん、におうよね?と言われ…何故か我慢の限界に。

とはいえ、彼女も好きでワキガになっているわけではない、責める事なんてできないし、でも4人1組で行動を共にしている私達にとっては苦痛以外の何者でもありませんでした。
意を決し、上司へ相談…すると上司は「私達はお客様相手の仕事。お客様の気分を害するような事であれば、改善する努力をしてもらわなければいけない」と言われ。
彼女の人柄が嫌いなわけではない、言ってあげた方が良いのかもしれない、でも、でも、やはり言いにくい事ですよね、傷つけたくはないから。

でも、上司は彼女に伝えました。
やんわりと。
消臭スプレーをセットにして。
その後、彼女がどう変わるのかと思っていましたが、上司からの消臭スプレーを使用している姿は3日で終わり…(笑)
本人が気を付ければ少しは改善されるのではないかと思うのですが、そうゆう姿は感じられませんでした。

 

 

暖かくなり、臭いがエスカレート

そうこうしている間に春になり、暖かくなってきました。
彼女の匂いはますますエスカレート。
何より苦痛を感じたのが昼食でした。
失礼ですが、キツイ匂いの中での食事が私には苦痛でたまらず…日に日に暑さを増していく中、耐え難い苦痛を感じていたのです。
食欲は失せ、わかっているのに周りに気を使って気を付けてくれない彼女にだんだん苛立ちを覚えるようになりました。
わかってるんです、彼女も好きでなっているわけではない、仕方ないんだと。

本人に言いましたが…

ヒドイかもしれませんが、私はとうとう彼女に思いをぶつけました。
皆が苦痛に感じている事、そして気を付ける努力をしてほしいと。
彼女は涙を流しました。
とてつもない罪悪感…言わない方が良かったのか?でも、自分も限界を感じていたし、同僚もお客様も…自分との葛藤です。
正当化かもしれませんが、他に解決策も見つからずにいました。

その後、彼女はこまめに体を拭くようになり、消臭スプレーを使うようになりました。
やっぱり言って良かった!そう思いました。
でも…結局それも1ヵ月ももたずに終わりました。
もう諦めしかありません。
とうとう私は社長に直訴しました。
だんだんと、彼女も追い込まれ、その半年後には自主退職する事となりました。

どうするのが最善策だったのか…

今でも時々思います。
あの時どうするのが最善策だったのか…私達は正しかったのだろうか?でも、思うんです。
体臭は気を付ければ改善されるのでは?と。
だって、彼女も自分で意識して気を付けている時は少なからず匂いが改善されていたのですから。

 

 

また、同じような境遇に合った時私はどうするだろうか

ワキガは病気の一種なのでしょうか?
手術をすれば治ると言います。
周りの私達はどうするべきなのでしょうか?
黙って我慢するのがその人のためなのか?
それとも、心を鬼にして言いにくいですが伝えるのか。

私にとって、これは初めての体験でもあり、仕事をとても苦痛に感じた半年間でした。
もし、今後、同じような境遇に合った時私はどうするだろうかと考えます。
いや、私はきっと、同じようにその人に伝えると思います。
時には相手が傷つくとわかっていても伝えるべき事があると思いました。
それが自分の身内だったら?と考えると影でコソコソ言われ続けるよりも改善のチャンスをもらえる方が良いと思います。
後悔もありますが、この経験がまた何かの役に立つと信じています。